什器 あしあと

2024/03/18 14:05

こんにちは。什器あしあとです。
今回は寝室で静かに眠る環境作りについて北欧のライフスタイルの手法をご紹介します。
ノルディックインテリアの基本概念に、「Well being and quality of life」という言葉があります。
well beingとは、最近皆さんもよく耳にする言葉かと思いますが、心身と、社会的に満たされている状態と共に質の高い人生を送ることを意味します。現代社会で必要な要素をすでに大切にしているところが北欧のライフスタイルの人気が高い理由の1つなのかもしれません。
元々日差しが弱く日照時間も少ない北欧ではretreat(リトリート)と言って、家の中で籠って生活をすることに重点が置かれています。
籠った生活の中で深く自然を感じ、周囲の静けさの中にシンプルに自然に包容されているように、溶け込むように暮らす
日本人の禅でミニマムな暮らしの考え方と似ていますよね。
 話はそれましたが、その静けさの中に溶け込むようなインテリアというのが静かに眠るという寝室の環境作りのコツとして役に立つので私たちも普段からこの5つの手法からアプローチします。

そのノルディックインテリアで大切にされているアプローチは5つ
1.natural light (自然光)
2.neutral colour palette(ニュートラルな色合い)
3.functionally (機能性)
4.hugge (フーガ/ヒュッゲ)
5.natural materials(自然素材)

今回は2、4、5の手法を使って3ステップで読み解きます。

1.ニュートラルカラーパレット
まずベースに考えるのは、ニュートラルカラーパレット。白、グレー、アーストーンをベースに静けさのシンフォニーを作っていきます。
よく眠れる白は静けさの中の白
弱い光の中、深い森の中、雪景色の中そんな北欧の景色を連想すると。。。
そしてその自然がそのまま寝室に反射するイメージをします。つまりは白は雪のような白、光が弱い反射の少し青みがかった白がよく似合います。コンクリートの打放しや大地を感じる落ち着いたカラーも相性がいいです。

2.ナチュラルなマテリアル
次にそこへ重ねるレイヤーはナチュラルなマテリアル。静かな印象に温かさとオーガニックなレイヤーとして欠かせないのが木。
リビングなどはシームレスに外との繋がりを作るレイヤーとして天井に使いますが、寝室では主に家具に使います。

3.hugge(フーガ/ヒュッゲ)をプラス
そこへ何やら聞き慣れないhugge(フーガ/ヒュッゲ)をプラスします。ヒュッゲとはウェルネスかつ満足な感情がもたらされ、居心地良く快適であることでノルディックインテリアに欠かせない要素で私たちはcozyという言葉がしっくりくるかもしれません。
皆さんが北欧インテリアで見かけるウールのブランケットや小物たち、ラタンなどソフトな手触りやクラフト感がある素材はここの手法に入ります。ラタンは木の温かさに加えてリゾートのような心地よさと優しさをプラスしてくれるとても優秀な素材でアクセントで使うととても印象的です。そこへ間接照明を作り込んでいくのですが、その話はまた別な機会で。。。
3つのステップでのアプローチ、試してみてください。


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